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スリランカ
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情報種別:海外安全情報(危険情報)
本情報は2017年5月23日現在有効です。

スリランカについての海外安全情報(危険情報)の発出

2016年2月8日

●北部州(国道A9号線から東のムライティブ県内)
:「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」(継続)

●上記を除く地域
:「レベル1:十分注意してください。」(継続)

1.概況
(1)治安情勢について
ア 2009年に北部州におけるスリランカ政府軍とタミル人反政府組織「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との戦闘が終結した後は,LTTE残党による爆弾テロやゲリラ的な攻撃等も発生しておらず,国内の治安は保たれています。
 なお,北部州の一部地域には内戦中に敷設・使用された地雷や大量の武器弾薬がいまだに存在するとみられ,政府軍等による地雷除去作業や武器弾薬の捜索活動が継続されています。また,政府軍の基地や高度警戒区域(ハイ・セキュリティ・ゾーン)が点在しており,外国旅券所持者がこれらの軍関連施設等の高度警戒区域に立ち入る場合ないしは政府軍兵士と会合を行う場合には,スリランカ国防省から事前に許可を取得する必要があります。また,報道関係者及びジャーナリストが取材目的で北部州地域に渡航する場合(航空機による渡航を含む)には,在日本スリランカ大使館を通してスリランカ外務省情報局及び報道省から事前に許可を得る必要があります。
イ 2015年7月,ISIL(イラク・レバントのイスラム国)に参加していたスリランカ人ムスリムが,シリアの紛争地域で死亡したことが初めて確認されました。これを受けて治安当局は,イスラム過激派組織又はこれらの主張に影響を受けているとみられる者に対する警戒を強化しています。
 また,近年,シリアやチュニジアにおける日本人が殺害されたテロ事件や,パリでの同時多発テロ事件などが発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

(2)一般犯罪について
スリランカ全土で殺人,誘拐,路上強盗,窃盗,犯罪集団による暴力事案等が恒常的に発生しています。最近の邦人の被害例は,強姦未遂,詐欺,ひったくり,公共交通機関内でのスリ,自宅における空き巣・強盗被害などです。また,スリーウィラー(三輪バイク)が各種犯罪と深く関わっている事案が見受けられます。

2.地域情勢
(1)北部州(国道A9号線から東のムライティブ県内)
:「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」
北部州内の戦闘終結後,LTTE残党等によるテロ事件等は発生しておらず,政府軍・警察等による治安対策や地雷原の特定及び地雷撤去作業が行われるなど,治安に顕著な回復が認められます。ただし,現在も北部州ムライティブ県の一部においては地雷原として特定されていなかった海岸や入り江から度々地雷が発見されているとの情報がありますので,不測の事態を招くおそれも否定できません。また,道路事情は改善されつつも,宿泊施設が十分でないため,緊急事態が発生した場合,避難場所の確保が非常に困難です。ついては,不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うと共に,十分な安全対策をとってください。

(2)上記を除く地域
:「レベル1:十分注意してください。」
2009年5月の内戦終結後は,LTTEによる爆弾テロは発生しておらず,治安当局もLTTEが治安に脅威を与える可能性は極めて低いと考えています。しかし,民族間の問題から,治安が悪化する可能性もありますので,渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や十分な安全対策に努めてください。

3.滞在に当たっての注意
滞在中は下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,渡航する際は,日本国外務省,在スリランカ日本国大使館,現地関係機関等から最新情報を入手するよう努めてください。
(1)渡航者全般向けの注意事項
ア 最新治安情報の入手
突発的事案等に巻き込まれないために,最新の治安情報の入手に努めることが重要です。また,多数の人が集まる場所では警戒する,周囲の状況に気を付けるなど安全確保に十分注意してください。特に,群衆の集まる場所及び過去に大規模なデモや集会が行われた場所(コロンボ市内においては,フォート駅前,リプトンサーカス,国会周辺等)に立ち入る際は周囲の状況に十分注意してください。また,突発的事案が発生した場合の対応策を常に考えておき,状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けてください。
イ 不測の事態発生時
外出中に不測の事態が起きた場合は,自宅か職場(旅行者の場合はホテル)に戻り,事態が沈静化するまで待機してください。不測の事態に備え,特にツアー等に参加していない個人の渡航者の方は,できるだけ在スリランカ日本国大使館との連絡手段を確保しておくようお勧めします。
ウ 違法薬物犯罪への注意喚起
麻薬等違法薬物を使用した場合には外国人であっても厳罰に処される可能性がありますので,決して違法薬物に手を出さないでください。また,空港等において荷物の運搬を引き受け,知らないうちに麻薬の運び屋にされる可能性も否定できませんので,空港等において不用意に他人の荷物を預かることは厳に避けてください。(麻薬関係の刑罰の最高刑は死刑。)
エ 交通事情
運転マナーが非常に悪いため交通事故が多発しています。幹線道路では,スピード超過や中央車線をはみ出す対向車両が多いことから,交通事故には十分注意してください。
オ 検問
コロンボ市内や地方各地では各種犯罪の未然防止等のため,軍や警察が検問を行っています。検問を無視して通過する車両等には発砲することもありますので,検問には従ってください。
カ カード犯罪防止
コロンボ市内(特にフォート地区)のホテル内のレストラン等において,偽造クレジットカードを使用した詐欺事件が多発しており,警察はカード情報の管理を強化することを呼びかけています。クレジットカード情報を抜き取られるなどの被害に遭わないよう,クレジットカードの使用には十分注意してください。
キ 宿泊先での避難経路の確認
2004年12月に発生したスマトラ沖大地震及びインド洋津波により,スリランカでもほとんどの沿岸地域が被害を受けました。宿泊先では万一に備え,非常出口を確認するとともに,避難方法を確認しておくようお勧めします。
ク 熱病予防
年間を通じてデング熱及びチクングニア熱の発生がみられますので,屋内を含め蚊に刺されないよう注意が必要です。
ケ 飲酒・喫煙の規制
スリランカ全土において公共の場所での飲酒及び喫煙が禁止され,違反すると罰金が科されます。鉄道,バス等の公共交通機関を含め,路上,公園,病院,ショッピングモール等での喫煙は灰皿が設置されている場所を除き避けてください。
コ 動植物採取の禁止
スリランカ全土で蝶,蛾,サンゴ等の採取,特に自然保護区や国立公園内では動植物の採取が禁止されております。過去には逮捕され,罰金刑を受けた例もありますので,御注意ください。
サ 国旗,国歌,宗教施設に対する敬意
国旗・国歌等への敬意は法律で保護されています。又,仏像,寺院,その他礼拝所に対する非常識な振る舞いは重い刑事罰を受ける可能性がありますので,御注意ください。
シ 地雷
北部州のジャフナ,ムライティブ,キリノッチ,マナーのジャングル,草原地帯には,地雷原の埋設地域が残されており,立入禁止のマーキングが施されているものの,洪水等によって地雷が移動する可能性もあります。不審物を発見した場合には決して手にしたり,近寄ったりしないでください。

(2)短期渡航者向けの注意事項
ア 「たびレジ」への登録
在留届の提出義務のない3ヶ月未満の短気渡航者の方(海外旅行者・出張者など)が,現地での滞在予定を登録いただけるシステムとして2014年7月1日より,外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています(http://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録者は,滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール,また,いざという時の緊急連絡などの受け取りが可能ですので,是非ご活用ください。  
イ 観光時の注意事項
スリランカの海岸(リゾート地を含む)は,引き潮が強く,潮の流れが速いため,極めて危険な状況になることがありますので,遊泳にあたっては,ホテル従業員等の注意を厳守してください。また,宿泊施設内における日本人旅行者の盗難被害も報告されていることから,パスポートを含め身の回りの貴重品管理には十分留意してください。
ウ 海外旅行保険への加入
海外旅行中に病気になるなどして病院を利用したり,医療施設の整った国への緊急移送,あるいは日本への帰国が必要となった場合,保険に加入していないと高額の費用を自己負担しなくてはならないため,緊急移送サービスを含む十分な補償内容の海外旅行保険への加入をお勧めします。

(3)長期滞在者向けの注意事項
ア 「在留届」の提出
現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在スリランカ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はスリランカを去る(一時的な旅行を除く)ときは,必ずその旨を届け出てください。なお,在留届は,在留届電子届出システム(ORRネット, http://www.ezairyu.mofa.go.jp )による登録をお勧めします。また,郵送,ファックスによっても行うことができますので,在スリランカ日本国大使館まで送付してください。
イ 外出時の注意事項
外出の際には身の周りの安全に十分に注意してください。また,可能な限り夜間の外出は控えるなど,犯罪に巻き込まれないよう注意してください。
ウ 大使館とのコミュニケーション
自宅や職場の周辺で,不測の事態が起きた場合は,在スリランカ日本国大使館に連絡してください。
 また,根拠のない噂に惑わされて動揺することのないよう,報道のみならず在スリラン
カ日本国大使館からも情報を得て確認してください。
エ 日頃からの準備
日頃から不測の事態に備え,食料,飲料水を備蓄する等安全対策を講じるとともに,パスポート,貴重品,衣類等をいつでも持ち出せるように準備しておき,退避手段についても常時確認してください。


(問い合わせ窓口)
 ○外務省領事サービスセンター
   住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
   電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902, 2903

(外務省関連課室連絡先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
   電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
   電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
          http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)

(現地公館連絡先)
○在スリランカ日本国大使館
   住所:No. 20, R.G.Senanayake Mawatha,Gregory's Road, Colombo 7, Democratic Socialist,
      Republic of Sri Lanka
   電話:(市外局番011)2693831〜3
    国外からは(国番号94)-11-2693831〜3
   ファックス:(市外局番011)2698629
    国外からは(国番号94)-11-2698629
   ホームページ: http://www.lk.emb-japan.go.jp/indexjp.html


○外務省 領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/

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